新しい形のスキンケアアイテムとして期待されるマイクロニードルパッチ。
最近雑誌やメディアなどでも取り上げられることが増えてきました。
いったいどのようなものなのでしょうか?
本記事では、はじめて使う人に向けて詳細を説明します。
マイクロニードルとは?
マイクロニードル(Micro Needle)とは、文字通り微細な針のことであり、微細な針の先端に薬剤をつけて、皮膚に貼り付けることで体内に効率的に吸収させる手法のことを指します。
特に、マイクロニードルを使ってシートマスクのように部分的にパックするものをマイクロニードルパッチと呼びます。
※ パッチを省略して「マイクロニードル」と呼ばれることもあります。
マイクロニードルは目に見えないほど小さなサイズであり、固形物のように輸送できます。
注射のように肌を刺す・液体を持ち運ぶことがないので、取り扱いが安全かつ簡単。
注射に代わるワクチンの経皮吸収技術などとして医療現場においての活用研究が進められています。
美容用途のマイクロニードルは、ヒアルロン酸などの水溶性高分子から作られています。
このマイクロニードルが水と反応することにより、ヒアルロン酸などの美容液が溶け出し気になるところをケアするという仕組みとなっています。
マイクロニードルの使い方は?
マイクロニードルパッチの使い方は非常に簡単です。
お風呂上がりのスキンケアの後に、気になる目元に貼って、そのまま朝まで貼っておくだけ。
簡単にできるエイジングケアとして人気がでるのも伺えます。
従来のスキンケアで、スペシャルケアといったらシートマスクが王道でした。ところがマイクロニードルは、それよりさらに進化した形で、より美容成分が浸透しやすく作られているのです。
今までのシートマスクに加えて、さらにしっかりとエイジングケアをしたい人におすすめです。
※補足:目元以外にも使用可能
マイクロニードルパッチは多くが目元用として販売されていますが、目元以外に使ってはいけない、ということはありません。
実際、目元だけでなく、
- ほうれい線
- 眉間
- 目尻のケア
にも、とうたっている商品もあります。
目元のほかには、乾燥しやすい口元や額、ほうれい線など、気になるところをケアできます。
※もちろん、商品の使用方法の指定に従ってください。
マイクロニードルが効果的な3つの理由
マイクロニードルは乾燥しやすい目元のケアに適しており、目元のハリや乾燥小じわが気になる人におすすめされます!
目元をケアできる理由は3つあります。以下で説明します。
効果的な理由① 高い保湿力を持つヒアルロン酸
マイクロニードルパッチが目元ケアできる理由の一つに、高い保湿力があげられます。
なぜなら、スキンケアの基本は保湿であり、保湿こそが美肌作りに欠かせないからです。
この保湿成分としては、ヒアルロン酸が代表的です。ヒアルロン酸は、わずか1gで6リットルもの水を保持できる、非常に保水力が高い成分です。
目元は皮膚が薄いので乾燥しやすく、乾燥による小じわで悩む人も多いのです。ヒアルロン酸でしっかりと水分を保持することで、乾燥小じわをケアし、気にならない目元をめざせます。
また、ヒアルロン酸はもともと私たちの肌にあるものですが、加齢にともなって減少していきます。40歳を過ぎると20代の頃の半分ほどに減ってしまうとされており、日頃から目元の水分の保持力を上げておくことで、効果的な目元ケアをすることが可能です。
加えて、乾燥小じわを防ぐことにより、肌のターンオーバーの乱れを防ぐことができます。
私たちの肌は日々生まれ変わっています。肌の内部からは新しい皮膚細胞が生まれ、肌表面にある古い角質は垢となって剥がれ落ちるようになっています。
ところが、大人の肌や乾燥した肌はこのターンオーバーのサイクルが乱れがち。若い人とは違って、古くなった角質がいつまでも肌表面にあるので、ゴワゴワとした老け見えの目元になりがちです。そんな年齢肌に、マイクロニードルパッチはターンオーバーをスムーズに導くことも期待できます。
効果的な理由② 角質層に浸透する時間が長い
マイクロニードルとは、日本語で「極小サイズの針」という意味です。パッチには、名前の通り小さな針のような形状をした美容成分が埋め込まれています。
そしてこの針のような形の美容成分は、最初は固形ですが、角質層に届くと少しずつ溶けていくしくみになっています。
一般的なスキンケア化粧品である化粧水などは、うるおいを与えることができるのは、つけた時だけです。その点、マイクロニードルなら、溶けたヒアルロン酸などがじっくりと時間をかけて角質層に浸透していきます。
従来とは大きく違うのが、浸透できる時間の長さです。マイクロニードルパッチは夜のスキンケアの後に目元に貼って、朝までそのまま、という使い方をします。そのため、長時間かけて保湿成分を角質層に浸透させることが可能です。
効果的な理由③ バリア機能を突破する浸透力
私たちの肌には、ホコリや乾燥・外部刺激などから守る「バリア機能」があります。このバリア機能とは、たとえると、このバリア機能は肌を守る城壁のようなもの。
細菌などが侵入しようとしても、バリア機能があるおかげで、刺激を受けにくくなっているのです。ところが、このバリア機能があるために、スキンケアの美容成分なども浸透しにくいという問題もあります。
せっかく高価な美容液を使っても、角質層にきちんと浸透しなければ、効果を期待できないですよね。
この点、マイクロニードルに含まれている美容成分は、まるで針のようにやや鋭い形をしています。
この無数の固形化した美容成分がバリア機能を通過して角質層に届くので、一般的なスキンケア化粧品より浸透しやすくなっています。
角質層への浸透性を考えると、マイクロニードルの先端は、丸いものより、やや尖った、ややチクチクするぐらいのほうがいいかもしれません。
マイクロニードルを使って痛みは感じない?
マイクロニードルのニードル≒針 と痛みをイメージされる方が多いハズ。
実際、私の友人にもよく聞かれます。こちらの疑問にお答えしていきます。
マイクロニードルとは、極小の針のこと。肌に針を刺すのでは、と心配な人もいるかもしれません。実際には、針とはいっても、注射のような針ではありません。マイクロニードルでいう針とは、美容成分を固形化したものなので、肌の表面にある角質層に密着する形です。穴が空いたり跡が残ったりすることもなく、使用中も少しザラザラする程度。
人によってはチクチクを感じられる方もいるようですが、数分で慣れるという意見が大多数です。
※もちろん人によってはチクチクが嫌だという人もいるので、使用して確かめてみるしかないと思います。不安な方は2枚入1,000円のお試しキットから使用してみて、自分にあうようだったら週1くらいのペースで使用することをおすすめします。