SNSやブログで話題になっている「マイクロニードルパッチ」。
シワやタルミへの効果が注目されることが多いですが、実はシミのケアにも役立つアイテムなのです。
ここでは、「マイクロニードルパッチを聞いたことがあるけどあまり知らない…」という人に向けて、
- マイクロニードルパッチとは何か
- マイクロニードルパッチの使い方
- シミのケアに効果的な理由
を紹介します。マイクロニードルパッチに少しでも興味がある人やシミに悩む人は必見です！
マイクロニードルパッチとは？
「マイクロニードルパッチ」というアイテムを聞いたことがあっても、実際にどんなものなのかは知らないという人も多いのではないでしょうか？そこでまずは、マイクロニードルパッチとは何かを説明します。
美容成分の細かい針が付いたもの
マイクロニードルパッチとは、美容成分でできた目に見えない細かい針が無数についた、シート状のスキンケアアイテムです。
肌表面にある角質層は、外部からの刺激や異物侵入から肌を守るバリア機能を持っていますが、
それゆえに肌は良い成分の浸透も妨げてしまうという特徴があります。
しかし、マイクロニードルパッチは、細かい針（マイクロニードル）によって美容成分をダイレクトに届けることができるのです。
針というと「痛そう」とイメージする人もいるかもしれませんが、
非常に小さい針なので痛みはほとんどありません。あったとしても、すこしチクチクする程度です。
各メーカーはより痛みを感じないように針の大きさや形状を研究しているため、心配する必要はないでしょう。
シミに悩む人にもおすすめ
マイクロニードルパッチに使用されている主要な美容成分は、ヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸を含有したマイクロニードルパッチは「貼る美容注射」とも呼ばれ、ほうれい線や目元の小ジワ、タルミへの効果が期待されています。
そのため、「マイクロニードルパッチ＝シワ、タルミ用」というイメージが大きいですが、実はシミに悩む人にもおすすめなのです。
マイクロニードルパッチの中には、ヒアルロン酸だけでなく美白成分を配合している商品もあります。
また、ヒアルロン酸の保湿効果により、肌細胞の生まれ変わり（ターンオーバー）を整える効果も期待できます。そのため、マイクロニードルパッチはシミに悩む人にもおすすめと言えるでしょう。
化粧水やクリームとの違いは？
スキンケアをするなら、従来の化粧水やクリームでも十分と思う人もいることでしょう。
しかし、マイクロニードルパッチには、従来の塗るタイプの化粧品にはない魅力もあります。
その魅力は「浸透力の高さ！」
従来のパックや化粧水、クリームの場合、ヒアルロン酸などの美容成分は皮膚表面に留まりますが、あくまでも外側からうるおいを与えるにすぎません。
一方で、マイクロニードルパッチは、時間をかけて角質層までしっかりと美容成分を届けてくれます。
そういった意味では、マイクロニードルパッチは従来の塗るタイプ化粧品よりも、高い効果が期待できると言えるでしょう。
マイクロニードルパッチの使い方は？
マイクロニードルパッチを使ったことがない人にとっては、
「どうやって使うの？」「どれくらいの頻度で使うの？」と気になることでしょう。
そこで次に、マイクロニードルパッチの使い方について解説します。
就寝前に気になる箇所に貼る
商品によって細かい違いはありますが、一般的には、夜寝る前に気になる箇所に貼り、翌朝にはがして使います。
マイクロニードルパッチを貼ると、時間をかけてゆっくりと美容成分でできた針が溶け出していきます。
貼るタイミングは、クレンジングと洗顔を終え化粧水を塗った後、化粧水からクリームまで塗った後など商品によって異なるため、使用方法はよく確認しましょう！
また、マイクロニードルパッチの効果を最大限に発揮するためには、貼る前に、
肌を清潔にしておくことやしっかりと保湿をしておくことが大切です。そのため、「マイクロニードルパッチがあれば大丈夫」と油断するのでなはく、日頃の基本的なスキンケアも気を抜かないようにしましょう。
利用頻度は週１～２回がおすすめ
マイクロニードルパッチは使ってすぐに顕著な効果が現れるものではありません。
そのため、無理のない範囲で継続して使うことが大切です。理想としては週に１～２回程度の頻度で使いましょう。特に、季節の変わり目や睡眠不足が続く時期などは、週に２回使用するのが望ましいです。
また、肌細胞の生まれ変わり（ターンオーバー）のサイクルは２８日間程度が基本。
より高い効果を実感するためには、短くても１～３カ月くらいは継続的に使うのが理想です。
マイクロニードルパッチがシミのケアに効果的な４つの理由とは？
シワやタルミだけでなく、シミのケアにも効果的と言われるマイクロニードルパッチ。では、なぜマイクロニードルパッチがシミのケアにおすすめなのでしょうか？
シミのケアに役立つ美容成分
マイクロニードルパッチはヒアルロン酸をメインの美容成分としている商品が多いですが、
中にはビタミンＣ誘導体やアルブチン、レチノールなどの美白成分を配合している商品も多数あります。
美白成分を配合したマイクロニードルパッチは、ヒアルロン酸による保湿やハリ感アップだけでなく、
シミのケアにも効果が期待できるでしょう。
美容成分が角質層にしっかり行き届く
マイクロニードルパッチは、美容成分でできた微小な針が時間をかけて溶けだすことによって、角質層にしっかり行き届きます。そのため、皮膚表面に留まる化粧水やクリーム、通常のパックよりも、高い効果が期待できるでしょう。
特に、ビタミンＣやアルブチンなどの美白成分を配合したマイクロニードルパッチならば、日焼けによるシミやソバカスのケアに役立つでしょう。
ヒアルロン酸の乾燥小じわ対策効果
シミのケアといえば、ビタミンＣ誘導体やトラネキサム酸、コウジ酸、アルブチンなどの美白成分が代表的です。しかし、これらの美白成分でなくても、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分もシミのケアに役立ちます。
シミは、メラニンの排出が生成に追いつかなくなったときに現れます。メラニンの排出が遅れる原因としては、肌細胞の生まれ変わり（ターンオーバー）のサイクルが崩れることが挙げられます。そして、ターンオーバーは、乾燥によるダメージの影響も受けます。そのため、マイクロニードルパッチによってヒアルロン酸を効率よく取り入れることで、しっかりと保湿ができ、その結果シミのケアにもつながるのです。
パッチする（貼る）ことによる保湿効果
マイクロニードルパッチは、夜寝る前にはり、翌朝はがすのが一般的な使い方です。化粧水やクリーム、通常のパックなどは、塗ったあとどんどん蒸発してしまいますが、マイクロニードルパッチなら、長く皮膚が覆われた状態になります。そのため、寝ている間に乾燥が進みにくく、保湿された状態が続きます。
上記でも説明したように、保湿はターンオーバーを整えるのに役立つため、シミのケアにもつながるでしょう。マイクロニードルパッチは、配合された成分による効果だけでなく、その剤型にもシミのケアに効果的な理由が隠れているのです。
