マイクロニードルはほうれい線にも使える?気になるケア方法は?

雑誌やネットで人気のマイクロニードルは、ほうれい線のケアにも使えます。

「口元のほうれい線もケアしたい」という人にも、マイクロニードルはおすすめできます。

ほうれい線をケアするための使い方と、おすすめの成分、そして日常でできるケア方法を紹介します。

最新美容のマイクロニードルとは?

最近ネットや雑誌でよく見かけるマイクロニードルは、今までになかった新しいケア方法として注目されています。

まず、マイクロニードルは美容成分を肌に刺して、じかに角質層に成分を届けるという方法が非常に斬新な発想です。従来の化粧水やパックなどは肌の表面に塗布するだけだったので、これは大きな違いです。

そして初めての人はマイクロニードルを「肌に刺す」という方法に驚くかもしれませんが、決してこわいものではありません。小さなパッチを肌のごく浅い部分に貼るだけなので、感じ方に個人差はあるものの、少しチクチクする感じがするだけという人が多いです。注射のような痛みはありません。

また、マイクロニードルは使い方が簡単なのも人気の理由のひとつでしょう。夜寝る前に貼ったら、あとは朝までそのまま放置するだけで、針の形をした美容成分が徐々に角質層に浸透していくしくみです。

ほうれい線があると老けて見える!?

ほうれい線は、小鼻から口角にかけてできる溝のことです。一見シワのように見えますが、実はほうれい線の正体は「たるみ」です。

若い頃には目立たないことが多いのですが、加齢とともにしだいに目立っていくのが大きな特徴です。

そしてこのほうれい線は、老けて見られる原因であることでも知られています。同じ年代の人でも、ほうれい線がある人とほうれい線がない人を見比べてみると、ほうれい線がある人のほうが年齢が高いように見えませんか?

そればかりか、疲れているように見られたり、不機嫌に見られたりと、見た目の印象をマイナスにしてしまう、女性にとっては深刻な悩みです。

ほうれい線が気になり始めたら、早めのスキンケアで老け見え対策をすることが、若々しい印象を保つ秘訣です。

ほうれい線ができる三大原因

なぜ、年齢が高くなるとほうれい線が目立つようになってしまうのでしょうか?原因は主に3つあります。

ほうれい線の原因① コラーゲンとエラスチンの減少

私たちの肌の奥にある真皮層では、日々コラーゲンとエラスチンが作られています。コラーゲンは網目のように肌の中で広がり、ハリや弾力を支えるものです。

そしてエラスチンは、網目がしっかりと張り巡らされるように、固定させる役目を持っています。

肌の中のコラーゲンとエラスチンがじゅうぶんに生産できている人は、ほうれい線も目立ちにくいです。

ところが、このコラーゲンやエラスチンを作る機能は、年齢が高くなるにつれ、しだいに低下していきます。すると肌のハリや弾力が減少し、真皮層の上にある表皮が支えを失ってしまうのです。

例えるなら、まるで柱を失ったテントのような状態です。表皮がたるむと、溝のようなシワができて、これがほうれい線となって現れます。

ほうれい線の原因② 表情筋の衰え

コラーゲンやエラスチンがじゅうぶんに生産されていても、表情筋が衰えるとほうれい線が目立ちやすくなります。

表情筋は真皮の奥にある顔の筋肉のなかでも、表情を作る時に必要な大切な筋肉です。

  • 口まわりにある「口輪筋」
  • 口角から頬、こめかみに伸びる「頬骨筋」

これらは代表的な表情筋ですが、年齢とともに衰えやすくなることがわかっています。ただ、若くても表情に乏しい人は筋肉が衰えやすいので、若い人でも注意が必要です。

このような表情筋の衰えには、顔の筋肉を動かすエクササイズが効果的です。肌の土台となる筋肉を鍛えて、同時に肌の外側にある角質層をマイクロニードルでケアすることを続けていけば、変化を実感しやすくなります。

ほうれい線の原因③ 脂肪層の劣化

顔の脂肪層は真皮の下にあります。

脂肪は骨と真皮の間でネットのようなものに包まれ、さらに繊維組織につながれて顔の筋肉や皮膚を支えています。

ところが脂肪を包んでいるネットは、年齢を重ねるごとにしだいにゴムのように伸びていきます。すると脂肪の塊が垂れ下がって、たるみを引き起こすのです。

ネットに包まれた脂肪の塊を支えているのは繊維組織ですが、こちらも脂肪の重みで伸びてしまうことがあります。繊維組織が伸びると、脂肪の塊を固定しきれなくなり、下にずれ込んでしまいます。

これらはほうれい線のみならず、マリオネットラインやゴルゴライン、目の下のたるみなど、多くの肌悩みにも影響します。

ほうれい線のケアにはヒアルロン酸がおすすめ

ほうれい線をケアするのに、第一の選択肢としておすすめしたいのはヒアルロン酸です。ヒアルロン酸は化粧品の成分としてもおなじみですが、もともとは私たちの肌の真皮にある成分です。

ゼリーのようにプルンとしており、肌の奥にある真皮の細胞と細胞の間を埋めて、弾力を保ったり、水分が逃げないように守ったりしています。

ところが、年齢が高くなるにつれて、肌の中のヒアルロン酸は次第に減少していきます。大人の女性が「口元がカサカサする」「ハリが足りない」と感じやすいのは、保湿力の低下によるものです。

ほうれい線が気になる人は、真皮にあるヒアルロン酸を守ることが非常に大切。化粧品のヒアルロン酸は真皮まで届くことはできませんが、肌の表面にある角質層を潤いのヴェールで包むことが可能です。

その保水力はわずか1グラムで6リットルもの水を抱えることができるといわれるほどで、保湿成分としては非常に優秀なことがわかります。

潤いのヴェールで肌を包むことができれば、水分が逃げにくくなり、さらに外部からの刺激を遮断することも期待できます。

そして肌の中のうるおいを守ることができれば、ハリや弾力のある肌も夢ではないというわけです。

ヒアルロン酸を浸透させるマイクロニードルの使い方

マイクロニードルでほうれい線をケアするには、正しい使い方をすることが大切です。シートマスクは洗顔後最初に使いますが、マイクロニードルはスキンケアの最後に使うので、間違えないようにしたいところです。

そしてマイクロニードルは基本的に夜寝る前に貼って、朝目覚めるまで長時間貼り続けます。睡眠中に剥げてしまわないように、化粧水やクリームなどが浸透して乾いてからマイクロニードルパッチを貼るのがおすすめです。貼った直後は少しチクチク感があるかもしれませんが、美容成分が溶けて浸透するにしたがって、気にならなくなっていきます。

毎日ではなく、週に1~2回でいいので、平日は忙しい人でも、週末だけのスペシャルケアとして使ってみてはいかがでしょうか。

マイクロニードルと一緒に実行したいほうれい線エクササイズ

ほうれい線は表情筋の衰えも原因のひとつです。マイクロニードルで角質層をケアしつつ、内側から筋肉を鍛えるエクササイズを取り入れるとより効果的です。

口輪筋エクササイズ

下を動かして口の周りの筋肉を鍛える方法です。舌を歯茎の外側に沿わせて、ゆっくりとなぞっていきます。ポイントは「ゆっくりと」行うこと。1日30回程度がおすすめです。

頬骨筋エクササイズ

頬骨筋は口角からこめかみにかけたラインにある筋肉です。箸やスプーンなどの軽いものをくわえて、口角を上げたまま30秒以上キープします。頬のたるみをひきしめる効果があります。

 

いきなりマイクロニードルパッチを使うのが不安な人はどうすればいいの?

マイクロニードルパッチには以下2種類が存在します。

  • ヒアルロン酸100%のもの
  • ヒアルロン酸に加えて美容成分を含んだもの

初心者の方はヒアルロン酸100%のものから試してみることをおすすめします。

美容成分についてはあう・あわないがあるので、そのあたりの影響を排除してテスト的に使用することができるからです。

まずはテスト購入できる2枚入り1,000円くらいのものを試して良かったら定期購入してみるということをおすすめします。